「臨床工学技士養成コース」
2025年4月設置予定

臨床工学技士養成コ―スについて

世界第1位の長寿国、日本。高齢化などの社会問題を解決するため、テクノロジーは日々多様に進化しています。医療も高度化し、それを支える医療機器もより高度に複雑化が進んでいます。2021年には医療法が改正され、これまで医師が担ってきた作業の一部が臨床工学技士の業務範囲となりました。「臨床工学技士」は、医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格であり、いのちのエンジニア、医療機器のスペシャリストとしてチーム医療に貢献するメディカルスタッフです。高度化した医療機器を効果的に、そして精密に使いこなすには、工学と医療の両方の知識・スキルを兼ね備えた高い専門性を持つ人材が求められます。

これらの背景を踏まえ、大阪工業大学では「臨床工学技士」の受験資格が得られるコースを生命工学科に新設します。

生命工学科の卒業生には、以前より、3年次在学中の専門学校夜間専攻科のダブルスクールや卒業後1年間の学修を経て臨床工学技士として社会で活躍している卒業生がいます。

在学中の学びだけで臨床工学技士の受験資格が得られるカリキュラムの新設により、本学はこうした進路を志す学生に向けて最大限のサポートを提供します。

人材育成方針

生命科学から医工学まで、多様な分野の探究に役立つ豊富な設備・機器を取りそろえた教育環境で、今後の臨床工学技士に求められる工学に関する幅広い知識・スキルを有し、将来にわたって医療機器の高度化・複雑化に対応できる先端的人材を育成します。
また、同一法人で医療系学部を有する「広島国際大学」との連携で、腹腔鏡手術機器など高度医療機器を用いた実習を提供し、医療技術者としての高度な実践力獲得をサポートします。

広島国際大学Webサイトを見る

学校法人常翔学園が1998(平成10)年、「保健・医療と福祉を軸 に世界平和を創造する大学」という理念のもと開設した6学部11学科を擁する健康・医療・福祉分野の総合大学。開学以来1,200人を超える臨床工学技士を輩出。

コースの特色

好立地のキャンパス

JR大阪駅から約25分で到着

OB・OG INTERVIEW

※内容は当時のものです。2025年度入学者より特定の科目を修得することで、臨床工学技士国家試験の受験資格を得ることができます。

カリキュラム

●オンラインまたはオンデマンド科目
〇広島国際大学での夏期実習科目

 
  • 共通科目
  • 基幹科目
  • 医工学系
  • 生命科学系
  • 臨床工学系
1年
  • 数学基礎
    線形代数学Ⅰ
    基礎情報処理Ⅰ
    基礎情報処理Ⅱ
    キャリアデザイン
  • ●医学概論
    人体生理学Ⅰ
    電気工学基礎
    生命工学概論Ⅰ
  •  
  •  
  • チーム医療概論
    ●臨床工学関係法規
2年
  •  
  • 生物実験
    生命数学演習
    生命物理演習
    人体生理学Ⅱ
    生化学Ⅰ
    生化学Ⅱ
    バイオエレクトロニクス
  • 生体物性工学
    生命計測工学
  • 免疫学
  • 機械工学
    ●生体計測技術学
    ●医用治療機器学
    ●体外循環技術学
    ●呼吸療法技術学
    血液浄化技術学
    ●機器安全管理学
    医用機器学実習
    ●臨床医学総論Ⅰ
    ●臨床医学総論Ⅱ
3年
  •  
  • 医工学実験
    公衆衛生学
  • 生体システム工学
    バイオマテリアル
  • 医薬概論
    生物情報工学
    生物物理学
  • 電気電子工学実験
    ●手術治療機器学
    ●臨床支援技術学Ⅰ
    ●臨床支援技術学Ⅱ
    ●臨床安全管理学演習
    臨床支援技術学演習・実習
    ●体外循環技術学演習
    ●呼吸療法技術学演習
    〇生体機能代行技術学実習
    血液浄化技術学演習
    生体計測技術学実習
    ●臨床医学総論Ⅲ
    ●臨床医学総論演習
    臨床工学実習Ⅰ
4年後期
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  • 臨床工学実習Ⅱ

コース開始の際には、一部変更の可能性があります。

資格取得のサポート体制

本コースでは通常の授業(カリキュラム)に加え、臨床工学技士国家試験の合格に向けたさまざまなサポート体制を整えています。
自主的な学習をサポートするために、「オンデマンド解説による自己学習の啓発」「担当教員制及び個別の学修支援」「コース内メンバーとのグループ学習(友人同士で相談しながら過去問題を解答し、適宜担当教員に質疑・相談を行う)」などの体制・環境を提供します。

加えて、年次毎の重点学習サポートとして、1年次は「数学や物理、電気工学などの工学基礎科目支援」、2年次は「生物物理学や各種治療機器学などの臨床工学科目支援」、3年次は「第2種ME技術実力検定試験の合格支援」、そして4年次では「国家試験過去問の臨床工学技士による学修支援」を行います。

第2種ME技術実力検定試験は、医療機器の安全管理を中心とした専門知識や応用力などを証明する民間資格で、試験内容が臨床工学技士国家試験に近いため、検定試験の受験を通してこれまでの学修成果を可視化できます。また、本資格を取得することで「第2種ME技術者(医療機器の安全管理に関するエキスパート)」として働くことが可能となり、医療機器メーカーなど就職先の幅も広がります。

4年次の臨床工学技士による学修支援では、実際の臨床現場で働いている臨床工学技士を招き、臨床工学技士国家試験のポイント解説やエキストラ講座を行い、単元ごとの国家試験対策を実施します。

このように、入学後のカリキュラム実施に加えて、臨床工学技士国家試験への合格に向けたさまざまなサポート体制を整えており、志を共にするコースメンバーと共に担当教員一丸となって4年間の学修を進めていきます。

施設・設備について

臨床工学実習室
臨床工学実習室(イメージ)

臨床工学実習では、人工呼吸器や人工心肺装置、人工透析装置を実際に操作することで体外循環法や血液浄化法などの実習を行います。これらの機器を用いた実習は、臨床工学のフィールドで必要不可欠な実践力を育て上げ、臨床工学技士として求められる個々の患者さんの状況に対応できる人材育成に寄与します。本実習についても、複数名の専門教員が担当しますので、きめ細やかな実習体制が整っています。

基礎工学実習室
基礎工学実習室

基礎工学実習では、オシロスコープやマルチメーター、ワンボードマイコンなどの電気・電子・情報機器を利用した実習を複数名の担当教員指導の下で行います。本実習を通して、臨床工学技士に必要不可欠なエンジニアとしての基礎知識や技術を身につけていくことで、臨床工学技士として現場で求められる医療機器の保守管理能力を養います。

基礎医学実習室
基礎医学実習室

基礎医学実習では、顕微鏡や標本作製装置を用いた解剖実習などを通して、臨床工学技士として必要な人体の構造や働きに関する知識を身につけていきます。また、複数名の専門教員担当の下、標本模型などを活用し、臨床工学技士として身につけておくべき血液に関する医学的知識や穿刺(血管に針を刺す)技術についても学んでいきます。

お問合せ先

大阪工業大学 工学部 生命工学科
〒535-8585 大阪市旭区大宮5-16-1
TEL:06-6954-4643
FAX:06-6954-4649

事務室の窓口は、平日:9~17時です。